園長より

 平成22年4月より、宇都宮市立であったみなみ保育園は、社会福祉法人立の保育園として新たなスタートを切りました。

 

 私立の保育園になるという事で、入園されている子どもたちを始め、利用されている保護者、そして地域の皆様には様々な面でご協力を頂きながら、保育園の運営を進めてまいりました。

 

 また、国や宇都宮市のご協力を得て平成25年度には、築40年を越えておりました園舎の改築も行い、ハード・ソフトの両面でより安全・安心に基づいた保育園の運営を進めております。

 

 保育園の守るべき指針であります「保育所保育指針」で謳われております「養護と教育」「子育て支援」についてはこれからの最重要課題に定め、保育園としての「教育」の充実を、みなみ保育園としての目標に掲げております。

 

 合わせて、「心情」「意欲」「態度」を身につけることにより、将来に渡っての「生きる力」を培うことが、社会に対する保育園としての義務であると考えております。

 

 一方、平成27年度より、子ども子育て支援新システムがスタートしました。こちらは、今まで国からの一斉指示による保育システムから、地域に根ざし、その場所にふさわしい保育を目標とする、市区町村単位での保育となっております。また、保育園入園の原則でありました「保育に欠ける」子どもの枠を越え、応益負担という考えの下に、公的保育制度についての考え方も変化が見られ始めています。

 

 しかし、こういった「みなが使える保育園に向けて」という流れがある中で、子どもたちや保護者にとって必要な情報が伝わっていない現状もあります。

 

 今、保育園があるべき姿として、子どもが安心して過ごせる場所としての存在、小学校に向けての教育、そして保育園に入園してくるお子さまや保護者だけでなく、育児を行なう保護者の方すべてに対しての支援が求められております。

 

 当園は、保育園を単なる「就労支援等」の場ではなく、「地域の子育て支援」を行う施設として捕らえております。加えて、地域の方々に対するコミュニティの中心となり、この地に根付いた「みなみ保育園」になるべく運営を行っております。

 

 このホームページは、保育園に入園されているご家庭はもちろんのこと、地域社会においての保育園を必要とする方すべてに情報発信ができればと考えております。

 

みなみ保育園 園長

福田 良太郎